文章力はゴールと道のりで飛躍的にアップする
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文章を書く。どうやって書けば相手に自分のいいたいことは伝わるんだろう?たくさんの人に読んでもらうにはどう書けばいいんだろう?
私も常に考えます。気にしているつもりでもついつい余計なことを書いてしまう。
あなたは自分が書いた文に目指すゴールはありますか?
誰に何をなぜ伝えるのか
文章を書く意味。どのような文章でも目指すゴールは読み手の『行動』です。
自分が書きたいことは何か。
手を止めて具体的に考えてみましょう。
すべてにおいて文章が通る道は、『共感』です。
共感を過程にしてゴール『行動』を目指します。
あなたが書く文章は、
近況報告なのか。
自己表現なのか。
セールス(モノを売りたい・自分のイベントに参加してほしい)なのか。
『行動』はそれぞれ異なります。
近況報告の書き方
近況報告は、お友達向けです。
好きなように書きたいことを書いてください。
注意点はただの日記にしないこと。
そう。共感が必要です。
共感が生まれない日記的な文章は、報告書と変わりません。
たとえば美味しいハンバーガーを食べた記事。
あなたは「この美味しさを共有したい!シェアしたい!」そんな気持ちがあるはず。もしくはただの自慢。自慢はない?じゃあ共感してほしいよね。「おいしそ~」が欲しいキーワードだったり「そこの店に行ったことあるよ!おいしいよね~」が欲しい反応なわけです。「ハンバーガーは嫌いです」「あまり美味しそうじゃないですね」という反応は欲しいはずがない。
共感は同じ体験から生まれやすいもの。
ハンバーガーを食べたのなら、どこで食べたか。誰と食べたか。付け合わせはなにか。ハンバーガーはどんな見た目・味だったのか。何がどう美味しかったのか。焼き加減?肉汁?ソース?
詳しく説明すると、同じ(もしくは似たような)ハンバーガーを食べたことがある人は共感するのです。そんなハンバーガーを食べたい人も共感します。
「ハンバーガーを食べに行く」「自分も美味しいものを食べに行く」「書き手の人とご飯に行く」
読み手がそう思ってくれるのが日記の行動ゴールです。もちろん日記ですから実際に行動させなくてもいいのです。そう思われればあなたの文章は伝わっています。
自己表現の書き方
自己表現は、「自分はこんなことを思っている」「映画を観てこんな感想を持ちました」「書評」「起こった出来事からの発見・気づきの共有」「自分が感動した出来事」
自分という人間・思考を知ってもらい、共感をもとめ、心を動かすために書きます。
セールスは「買う」「参加する」というような、読み手が自ら購入したくなる文章です。
自己表現は読み手の心を動かす文章です。
ネットや本屋にあるライティングについて書かれた本は、ほとんどが「セールス」を対象としています。ビジネス書、自己啓発。本屋の棚にいくらでもあります。文章構成から記事のキャッチコピーの付け方。Google検索に好かれる文章など、ライティング技術=セールス技術というくらいあふれています。Facebookでもたびたびセールス文章講座の広告を見ますね。私も本は20冊以上を買って読みました。
セールスライティングはそちらに譲るとして、
では、自己表現をする場合はゴールってなんなんでしょう?
自己表現の文章は「感動」がゴール
読んでくれた人にこんなふうに思われるのが自己表現の目的です。
「私もそう思う!」
「すっごいわかるわぁ~」
「よくぞ言ってくれました!」
「そんな考え方って大好き♪」
「自分も何かやってみよう」
「こういう見方もあるのか!」
「感動した!」
「早速自分も取り入れてみよう」
自己を表現する文はこういった気持ちになってほしいとおもう書き手の願いがあります。
ゴールは、あなたの思いに共感・感動し読み手が行動すること。
たとえば、
「毎朝の習慣で出勤前に玄関掃除をしています。掃除をすると玄関がキレイになるのはもちろん、自分の心までスッキリします。心も玄関も夜にたまった汚れを掃除で浄化するのかな。素敵な気持ちのよい朝が今日も始まります」
あなたの気づき・思いは「掃除をすると心もスッキリする」ことです。
「確かにそうだ。自分もやってみよう」
そんな共感を与えられると読み手に伝わっています。
あなたの表現で相手の心に思いを届け動かすのが自己表現の文章です。
中には「誰もわかってくれなくても、私は自分の気づき・思いを表現する!」という人もいるでしょう。それでも「99人に嫌われても1人くらいはわかってほしいな・・・」という隠れた気持ちがある場合があります。
もう1つ。「誰にも理解されない自分」をまるっと受け入れてほしい気持ちです。
自分のことは理解しなくていいから、そんな自分をありのままで理解してほしい。
禅問答みたいですね。
・近況報告は好きなことに共感してもらえるように書く。
・セールスは共感し自ら購入するように書く。
・自己表現は共感され感動してもらうために書く。
ゴールが見えているとそこへ走れます。
ゴールがないとどこに走るのかわからず、あっちに行ったりこっちに行ったりです。しかも途中で違ったゴールが見つかりそこを目指して突っ走っちゃいます。
迷走した文章を見せられた人は「この人は何が言いたいんだろう」と余計な負担をかけてしまいます。
だから、迷わずにね。